hOI! 手ミーだぉ！（UNDERTALE感想）

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　うーん、裏をかいてる感、は、やっぱり、ないわけではないと思うんですが、
　最終的にそれ自体に意味があったので、私は納得しました。
　Ｎ（ニュートラル・中立）ルートからＰ（トゥルーパシフィスト・真の平和主義者）ルートに行って、それで（二回やったようでいて）一周分、という感じで綺麗にクリアできました。
　Ｇ（ジェノサイド・殺戮）ルートはやりません。ゲーム内で公に揶揄されようとも動画で見ます。セーブデータを汚して引きずりたくない。
　制作者もこれをゲームの本筋として示していないはずだと思うし（とはいえキャラの一面を別の方向から見られるという貴重なルートではありそうです）。
　このゲーム、セーブとかロードにちょっとしたメタ要素があって、物語にその概念が関わるんですが、Ｇルートをやると取り返しがつかないようで。発想が斬新と思います。が、私はそういうのはいいや。

　ほんとキャラクターが魅力で、嫌いなキャラがいないです。皆不器用。みんないろんな方向で間違ってるかもしれない。トリエルでさえ、と私は思います。でも人らしい欠陥ですみんな。トリエルは一見そうは見えないとおもうけど…うん、個人的には、それではだめな時があると思う、Ｇルートがそれを証明すると思う。
　Ｇルートをやってないせいか、サンズだけがどうもよくわからないという感じですが（いろいろレビュー廻って情報集めてる最中ですが）、
　アンダインとか最高に好きだし（友達になって一緒に料理したい…人の家で）、
　アルフィーも好き。彼女は意外に色々やってるんだな・・・みたいな。でも、前任者のガスター博士がどうも…研究の大本というかやばいやつをかなり担ってる感あるかも…謎です。
　トリエルは疑ってごめんなさい。アズゴアは強かったです。えと…メタトンはなんか一緒に視聴率上げて楽しかった（けどやっぱ大変でした！）。真エンド（Ｐルート）のラスボスというかラスト、スッゴイよかったです。悲しいけどしょうがないよね。いろいろ筋が通っていたと思います。
　魂と決意の物語で、いろいろ考えさせられるところもありました。
　でも何より、ほんとキャラクターとのやり取りが楽しいです。すごくよかった。
　戦闘の弾幕とかは私にはきついけど（それでもふつうの戦闘は簡単らしいですけどね）！

　Ｐルートの最後に戦った相手と、うまくいけば一番初めに会ったところで話せるんだそうで、私それを知らなかったので泣く泣く動画で見たんですが（エンディング直前のうろうろ時間に一度セーブしちゃうともう会えないそうで……ちょっとこれは厳しすぎると思う！）
　この会話がものすっごく大事だなっていうか、
　ここ見ないとこのゲームの意味とかいろんなとこが分からないままじゃんみたいな！
　もうこの人のセリフはいちいち涙腺にくるよ…！　うまいよ、こういうのも。
　なんだろう、フラウィーの「この世は、殺るか、殺られるかだ」という価値観も、ある意味その通りと思っていたけど、そこにも理由があると明らかにされるし、
　優しさだけで何もかも解決できるわけじゃない。っていうこの言葉は本当にな、この人がいうとまったく、そうなんだよなーってなる。
　そういうところがすごくしっかり押さえられていて良かったですよ。
　綺麗ごとでは終わらない。だけど絶望でも終わらせはしないという感じで。
　そういう部分がとてもよかったです。
　
　いやーいいはなしだなー。やさしくて。
　ただやさしいだけじゃないのは大事だよね。

　音楽もすごくよかった。これ曲もtoby氏がつくってるんですね。すごいいいです。遺跡の曲とか好き。ずっと聞いてたい。
　あとね、もうひとつ、スゲえなと思ったのは、
　キャラがドット絵なんですけど、「大事なところの動き」がスッゴイ細かいです。よしよしする手、抱きついてポンポンする手、とか、そういう、すごく大事な動きを、わざわざ作ってますね…。一気に感情移入しちゃいます。そういう演出がすごいうまいなとおもいました。

　とにかくぶるっち！ぶるっちだいすき！！！
　いやー。癒しってすごい大事ですね。こういうの大事に生きていくわ――！

「ごめん・・・
　なんか　ぜんぜん
　やる気　でないヤ」

「おいしい　ごはんを　たべたあとハ
　ゆかに　ねころがるト
　ゴミみたいな　きぶんになれるヨ・・・」
「うちの　じっかデハ
　みんな　いつも　そうするノ・・・」
「キミも・・・
　いっしょに・・・やル・・・？」
（みんなナプスタブルークといっしょに宇宙を体験しようよ！！）