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ひとりごと

実写化おそ松さん

実写化おそ松さん
 アマゾンプレミアムでやってたので見ちゃった。

 あまりそんなに期待してなかったけど
(とはいえ、いろいろ見てるうちに、ちょっと気になるようになってた)
 けっこうおもしろかったw

 自分はアレ
 アニメ「おそ松さん」は、一期だけざっと見た感じ。
 そして今はすの坦…って言っていいかな。
 
 実写化はすのが好きな方はまず楽しめるとは思うけど
 そうでなくてもそこそこ楽しめるかも、って思ったよ。

 すの坦になるまでは、Snow Manってジャニーズじゃん…って(いやそれは事実ですが)、
 やっぱ実写化に引く感じあったですよ。あのおそ松さんだよ!?みたいな。
 かっこいい人が演じるもんじゃないよね…。
 でもすののこと結構知ってから、なるほどって思った。
 すのたちならできるかも的な。
 なんかたぶん、王道アイドルっぽくないからかも…。
 いやよくわからんけど。私が持ってるアイドル像が古いのかもだけどねっ

 とりあえず内容を適当に説明すると、、、

 はじめからメタのメタ、メタメタな視点で進むんですが
(実写化っつって無理あるでしょ…みたいなセリフを吐きまくる)
 これ、宣伝用のセリフかと思ってたら本編のそのままだし
 何なら、最後までこういうノリだった(笑)
 というか、メタであることがむちゃくちゃ大事なので、
 この感覚を忘れると、何が起こってるのか意味わからなくなると思う(笑)


(以降ネタバレっていうか構造の解説です。簡単に)
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
 オリジナルキャラとして三人、「エンド」「クローズ」「ピリオド」という、
 自称“終わらせ師”が出てきます。
 オリキャラとか人数合わせかよ…と思ったし(まあ事実そうですが)、こいつらが物語を「終わらせようとする」から、敵対するのかな。と、思った……
 ん、です、が。
 そうじゃなかったわーーー
 この三人がそもそもメタだわ―――
(実ははじめの登場時のセリフがメタで、この時語る「設定」という言葉がこの映画全体の重要なキーワードです)

 そしてトト子ちゃんとチビ太とイヤミですけど、
 この三人がメタなツッコミ役として存在してます。
 このツッコミ役は、6人の脱線ぐあい(おそ松さん「らしくない」展開の、しかもなんかどこかで見たような物語に入り込んでしまっている6人)につっこみまくり、“終わらせ師”がその脱線物語を「終わらせる」ことを期待し、応援しています。
 終わらせ師、味方(?)なのか…。

 このお話、
 「6人が脱線する」物語が、まあベッタベタというかよくあるやつ?(方向は全部違うけど)に、わざとしているんですが、
 ベタっていうのはまじめにやると普通に見れるお話なので、
 これを「おいベタな設定だな!」ってトト子ばりに突っ込んでやらないと、ただただいろんな物語があちこちで進んでるだけで、収拾がつかなく見えちゃう。
 胸きゅん…とか思ってまじめに見てたら、話の筋が分かんなくなりそうですw
(脱線中の物語はどっちかってと、すのたちらしさ(??)を出せてる感じで、全然おそ松さんっぽくなくなるんですが。そこは、あーうまくやったなぁとおもいました)

 えーとりあえず
 当然と言えばそうですが、ほぼギャグです。特に終わらせ師との絡み。
 ただ、脱線しだしたころから、変にまじめになるので、何を見せられてるのか分からなくなりますw
 これをまじめにとらえると本当に混乱するので、トト子たちのツッコミをよく聞いて、入りこまないようにご注意をw 特に、おそ松(こーじくん)のお話。みんな好きだからなああいうの。

 そして最終的には、
 とても「おそ松さん」っぽい感じで終った。っておもった。
 この落とし方な…。

はい。
 このへんからネタバレするので隠します。
(ネタバレ行くよ!)

 エンド(しょっぴ―)が「ループもの!?」って突っ込むところ、
 その前に「余命わずかな恋人」ものだろ!って叫んでしまった(まだそのネタはバラしてなかった)。
 あと
 6人が「本編」に帰ってきて、白い…よし松?が見つかったあたりからの物語、
 まじめな話だと思って、あーこれは残念な展開。と思ってたけど(つまりおもしろくなかった)、
 それすら安定の「ネタ」展開で、トト子ちゃんいいツッコミ入れてくれてよかった。

 ここあたりから怒涛の展開で、
 「設定」というワードでコロッコロ話が変わる変わる。
 いままで「どこかで見た」話をそれぞれでやっていたことが、ここに繋がってくるし(笑)、
 つながった結果引き起こされることがむちゃくちゃだし
 この映画のキャラはみんな「実写化」でそういう「設定」になってる、という話なので、
(例えば、髪形を同じにして「そういう服を着せるだけで」六つ子だ、という「設定にしている」というはじめのセリフの意味がここでよくわかる)

 つまりは、同じ髪形、だから「そっくり」とされていたという「設定」があって、
 そしたら、ただその髪型を変えた、というだけで、
 その「そっくり」の設定が消えてしまう。みたいな。

 ある服についてる「設定」(お母さんの形見、とか)が
 全然別の人に着せても、そこで生きてしまって、
 着た人が「その設定を持つキャラクター」に変化してしまう。
 そして、周りの登場人物の反応が「そういうこと」になる、っていう。

 このへんちょっとややこしいかもしれないけどw

 その着てる(着せた?)服がひとつじゃないので
 気づいた人が「誰々!?」って叫ぶたびに、その設定が生きて、
 全体がそういう設定の中にはまっちゃう、みたいな。
 そういうことが続けて起きて、もうハチャメチャなわけ。男も女もない。顔も変わるし。

 いやーー
 メタとか苦手なほうなんですけど
 ここまでネタとしてやり切ってくれたら逆にすがすがしいわwww

 最終的に、まーやりたいことやってやりたくないことやらない、クズでニートが一番だわ―みたいな話で落ち着く、
 ママとパパため息。みたいな
(途中、やっぱみんなうちな子だ、みたいなちょっと感動をいれつつね)
 
 あー。おそ松さんでちょっといい話をしてる回と、似たような展開だったな…。

 またメタなボヤキを入れて。
 そしてふりだしに戻る。

 思ったよりちゃんと「おそ松さん」やってたよ…。

 展開のはちゃめちゃさも、おそ松さんらしいよ。
 設定、みたいな言葉で翻弄してくるあたりとか。
 最後いままでの意味不明な展開を意味ありげに持って行く(しかし最終的にはやっぱ意味よく分からん)みたいな感じもいいよね。
 終わらせ師はいったい何だったのかっていうw(気にしたら負け)
 もっというと
 あの余命短い彼女こそ本当になんだっt


・・・・

 はい。
 すのたちのほうの感想書いて終わります。

 えーと
 意外に役がはまってたかも。
 私、おそ松って本当、「クズだけど最終的にまとめる兄貴」って感じ、ふっかさんだよなあと思ってたんだけど、
 一松のジト目を表現できるのこそふっかさんしかいなかったかも…。
 こーじくんのおそ松も出せば出る長男っぽさあるし(今回は恋愛ものの彼氏役をやってたのでふつうにはまってたな)。しかしアイドルなのにあんなことさせてw いやーがんばるね! さすがこーじくんだよね! おそ松のクズっぷりはちゃんと表現されてた!
 話が脱線するまでは本当にちゃんとおそ松さんなんだよな。そうじゃなきゃ伝わんないけどなこれ!
 から松はナルシストなので舘様が合ったかもと思ったけど、ひーくんもすごく合ってた。ナルシストの出方が男っぽいから、そう考えると舘様ではないのか。納得。
 めめもさ、チョロ松はしょっぴ―かなあと思ってたけど(それもアリだったと思うけど)、じょうずにやってたし。
 あのホストなんかはめめだからこそああいう話にしたんだろうなあと思った。ピッタリすぎ。あとたまに半兵衛になってたよね…。
 次はえっと…あ、十四松の黄色いさっくんね。これはもう見てすぐ、完全にはまってると思ったし、実際すげえはまってた。いやこれすのに限らずともさっくんしかできないかもよ…。安定で安心でもう同一人物でよくない?
 ラウールのとど松どうかなって思ったけどあざとさ出せば確かに行けそう。大きいけど。でもとど松っぽさはあんまりお話の中で出されてなかったかもしれない。でもラウちゃん声が可愛いからもうそのへんでとど松っぽい。あとは脱線した話の中の役柄もとど松らしいかも。(それを言うとそこに一松がああいう形で入るのも「っぽい」のかも)

 アニメのキャラをはめて想像してもけっこうはまるな、と思うかんじあったかも。

 あと終わらせ師の
 エンド、しょっぴーはけっこうカッコいい登場だし見た目もすごいカッコいい、んだけど、うまく展開させられないことが多くて、そこが「かっこいい渡辺君」だけじゃなくて「しょっぴーww」って感じで、はまってると思いましたw どっちも堪能できてファンとしては美味しいと思うんです。で最後wwwwwwwwwwww
 ピリオドの舘様ははじめから「セリフで説明する」感じの役なんだけど、ひーくんといい具合にカッコよくアクション映画して(何を見せられてるのかと思ったけどすごかったです)(たしか、動きの説明もらった時に「これ何の映画のやつ?」って思った、みたいに言ってたよね…)、なんかちゃんと終わらせたじゃん…と思った、のに、何度も呼び止められて、「真面目に」違う展開に持って行かれる感、「えっ?えっ?」みたいな反応と顔は完全にバラエティーでした(ここのひーくんの変な真面目カッコよさは、すごくから松っぽいと思った)ww
 何よりその時にアドリブっぽく自分の過去「の設定」を語った、その内容が、最後に復活しちゃう展開にむちゃくちゃ笑った私。よしまつが着た革ジャケット見て目を丸くするあたりから、まさか来るか⁉とは思ったけど、その先「孫を抱きたい」にまで行くとは思わなかったwwww
 そして・・・クローズ=あべちゃんですよ!!!!! いや結構むちゃぶりをされているなあと思ったw 似非(ごめん)関西弁回して大変(変)な役頑張ったよね・・・振り回されるし…最後死ぬし!??!??えっ!?まじか!?!?
 とおもったら真骨頂はその後だよね。メカあべべwwwwwwwwもう最高すぎるwwwwwwwなんかすごくはまってると思ったwwwあべちゃんにメカだよwwwwwwしっくりきすぎてwwww(しかもとど松=ラウールが使ってんの。しっくりくる!!)
 すっげーーーーすき。もっとネタとして出してほしいwwww
 ネタバレになるからできんのやろなあwwww
 
 っていうかんじで・・・。

 楽しめてすごく良かったです。
 これで映画館1000円ちょっとは安かったなあ…。

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