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ひとりごと

あい!!マロニエ8巻!

夏の心霊番組とかホラーが苦手なの、分かった気がする。
 騙される感が、嫌なんだあ…。
 ほら怖いでしょ、怖いでしょ…みたいな感情の煽られ方が嫌いなんだわああ…。
 もともと感情を向いてない方向にあおられるのむちゃ不快で、だから恋愛のお話が苦手なんだけど
 根っこが同じだったわあああ

 恋愛がキライなのは
 「この人が欲しい」ていう感情があまり好きじゃないからで
 「この人が大事」という感情はすっごく好きなので
 恋愛を描いてるって言ってもマロニエは大好きなんだよお

ということで
 マロニエ8巻発売おめでとうございます。

 怒涛の展開すぎて…。
 今回も二度三度読み直さないとわからない感じで
 読んだら読んだで誰かと語りたい!!

 というわけで感想書きます。
 ネタバレです!!

***

 いきなりネタバレだけど一番の衝撃だったので言っていい?

 御神様って女だったんかああああああ!!!!
 男性の王についてたし一番偉そうだったのでそのまんま男だと思って…
 ああああああやられたああああこれは思うつぼだよねww うまいなあ!!!

 しかももしやとは思ってたけどその人ジャガー王やんかあああああ

 まって。どうなるのこれ。
 一番憎い相手ってだけじゃなく、こっち恋愛感情がまるでなさそうじゃんw
 これはお互い辛い! これがどうなっちゃうんやああ
 またいいところで終っちゃってさあ。。。

 椰子の神と赤い花の神がとってもいいコンビだよね^^眉間のしわw
 精霊の「神(唯一神というか…この世界全体における宇宙神みたいなかんじかな、ゆえに冥界も包括って感じ? エジプトで言うヌンみたいな?)(もっと分かりやすく言うと、この「神」とは、「地球そのもの」であって、その他の地方の神が、「国の神」。どの国も地球かあってこそ生まれるのだからね)」に対する態度とかも見れたりしてスキ。
 何よりニャンニャンさんのデレ。あそこ一神教なんだ驚いた。

 ハラペコぼかしてきてたけどマジでそうなるんだ。でかいし。ちょっと飲み込むのが大変だった。
 しかしそんなの雰囲気でもともと感じ取っていたので違和感が無さそうなジャスティスマジジャスティス(は?)
 それを受け入れちゃうルカ先輩とサムソンもさすが だし
 ルカ先輩の一瞬の狼狽ってか罪悪感チクッてなるとこ、そこをうまく流すサムソンのできる男感
 かっけええええええんですわ。

 そしてやっと登場する獣使い。まってた!
 女子相手にどもりながらも 自分の大切なものを大切にしてくれる相手に感謝を述べるのえらい。成長か。
 そして再び出会う訪問者。

 ここのタイミングもすごくよくて
 同じあの「先代」からそれぞれを受け継いだ兄弟が、今代の「彼」との関係が正反対になってるところが浮き彫りに。
 今回の危機は「彼」は関わってないっぽい、けども…???

 ここのハラペコもとっても泣けたよね
 訪問者がどういう存在か分かったのか、“一緒に行きたい”って
 もうそれってもう、いなくなりたいってコトじゃん。
 「彼」はそれを望んではいなかったのに、だっていい子だと思ったんだもんね。
 それでも、しめしめとかじゃなく、その悲しみがよく分かるから…、「一緒にくるかい?」って言うの。
 一緒に、暗くて悲しいけれどこれ以上悲しくないところに行ってしまうの ?

 ぐっときちゃったね

 語らずに伝えるのってむちゃくちゃ難しいし
 読み手の読み取り力にほぼ依存するので危ないところがあると思ってるけど
(そして私はけっこう読み取れないでイライラするほうだけど)
 勝手に読み取ってしまったわあああ
 
 何度も泣いちゃったんだよ いろんなところで。
 涙腺ゆるいから、うまく演出すればたいてい何でも泣けちゃうんだけど、
 でも本当に気持ちいい泣き方って、その感情に納得できてる時しかない。
 ただ演出のうまさで「泣かされる」ときって、
 あーなんでも泣くな私w マジなんでもええんやな。って呆れかえって、気持ちよくないんだけど。
 マロニエ読んでひさびさに、心から泣けたよ。気持ちいい。涙活。
 いやすのさんでも結構涙活してるけどw あっちは癒しと感動とか良かったねの涙で、悲しい可哀そうとかはない(し、あってほしくない)からね。

 久々にお姫様出たしね。
 寒がりと仲よくしてるしね。
 あのこう、これって恋愛なの?っていう感じがまた心地よいんだよなあ。ヒンヤリと暑がりもそういう感じじゃん。
 好き、欲しい!とかいう感情じゃなくて、
 憧れに近かったり、感謝があったりする、でもあまりはっきりと自覚できない感情。
 心をつついて急かすようなものではなくて、じわじわ入ってくるようなやつね。
 いいよなあ

 剣自慢は相手ができるのか、とか気になりますが
 まあ、博愛がラスボスすぎて私の中で。
 こんな愛の物語の中で、博愛が普通に女の子と恋愛したらガッカリしちゃうぞw

 ほんとうに様々な(恋)愛の形を見せてくれたけど…
 男勝りな女の子の恋の自覚、男装なのに男性だと信じでも関係なくなんか惹かれちゃうこと、女嫌いの男子が女という意識なしに愛せること、親友のようなそばにいてほしい存在、容姿を気にしすぎる男子と気にしな過ぎる女子、主従の枠を超えてる感ある敬愛とかとかさあ・・・
 もう性別は超えてるんよ。見た目も超えてるんよ。
 愛があればいいんよ。
 ではその愛はどんな形なのか、っていうところを丁寧に見せてくれるのがこの漫画の魅力なのよ。そこがすごくいいのよ。
 結ばれ方が「結婚」じゃなくてよさそうなところも大事だし。
 博愛なんか名前からもう相手が人間じゃなくてよさそうだもんな。ていう

 これ以上何を見せてくれるのか、みたいなわくわく感がすごくて。
 7人の兄弟たち、全員に、「ひとりの異性」とは限らない、つがいというべき「対象」ができそうで。
 何でもいいようで、でも確かに「愛情」の結びつきがあって。
 それを見たいなって思うの。
(最近ぼんやりしてるけど、もともと兄弟愛が強い兄弟の話だしね)
(愛は恋ばかりじゃないのよ)

 どんなものでもいいんだけど
 ただ「容姿が醜くてもいい」みたいな単純な結論にならないのがすごくて。
 純粋に好きなんだ、みたいな気持ちがきちんと描かれていて。
 絵による比喩が用いられて。
 それは鳥のように、花が咲くように。季節が移り変わるように。とか、いろいろ。
 その気持ちがみんなやっぱ形が違っていて
 それがまた「それぞれ“らしい”」描かれ方をしていて。

 すっごい。です。

 まだ剣自慢も特に描かれてないので
 どっちをオチのほうにもってくるかわかんないっていうか
 剣自慢なんか剣に惚れ込んだっておかしくないからな…。今のとこなんの片鱗も見られないけどw なのでそうなるっぽい感じはみじんもしてなくて、思い付きで言っただけw

 たとえ普通に人間の女性を相手にするとしても
 きっと、「好き」って2文字じゃわからないくらいの裏付けを描いてくれると、信頼しているので…。

 本当すごい漫画家さんだよなあ…。

 8巻いいとこで終っててこの騒動まだ続くので
 そもそも宰相さんが言ってた ネックレスとイヤリングの関係がまだよくわからんw イヤリングのほうが冥府なの? ネックレスは冥府の味方っぽいし冥府自身そんな実際悪い人じゃないっぽいけど。
 ・・・でも古いってどういうことだろ??
 あと、黒幕がありそうだけどまだ見えないんだよね…。他国を巻き込むか…?
 好色の国とかね(じゃあ次博愛じゃんか!)宝石そこからきたんだよね?
 しかしネックレスについてる霊は今回助けてくれたっぽいのに、何か隠してるとかある??

 そんなに深掘りするとこじゃないかもしれんw

 あーそれか、
 冥府のうしろに隠れて実は全部を動かしていた黒幕が、好色の国からイヤリングの霊としてやってきてて
 冥府の霊は、「あとから」それに宿っていた。ということ??かも??

 冥府、ムハヤットがイヤリングなら、それを悪人じゃないと言うネックレスもほぼ同時期(それより新しい時代が関係しそうにないため)と思う。たぶん恋人のサンナかな?
 なのに、「イヤリングはネックレスより1500年古い」とわざわざ宰相が言うのよ。(この宰相たぶんちょっと霊っぽいものに気づきそう。でも力が弱いかも。ジャスティスほど見えなそう)
 イヤリングにもうひとつ、何かが隠れて憑いていて、それがまだ明かされてないかも。

 宰相は黒幕じゃないと思うし
 たぶん彼の理解できてない範囲があるんじゃないかな、って。
 まあそう思いたいだけなのかもだけど
 だって甥っ子のジャスティスがあんな事件に巻き込まれるとか想像して無さそうなんだもん。
 もうちょっと本当に純粋に、富を独り占めにすべきじゃないと思ってて
(彼は霊視が弱い分合理的であるように見えるため)
 でもそれを他国に放つってことがどういうことなのか分かってないというか…
 正直私も分かんないんだけど、
 いやそれ自体は実際必要っぽいんだけど(そうなりかけてる気もするし)、王様とかが反対してるのは、霊感みたいなのが「そうするとまずそう」「兄弟が危なそう」って感じているからではないかと思うのね。説明つかなそうな何かを感じる。
 ヒンヤリが悪いこと吹きこまれてるせいで散り散りになった兄弟に危険が及ぶ展開になってるとおもって、
(そうさせるために宰相と契約した黒幕がいる話? 宰相そこまで気づいてない?? きづいてたらどうしよ・・・)

 ヒンヤリに「代わりを用意し」「顕現すべき」と吹き込んだ(っぽい)人物の正体(皇帝かな…寒い国の)と目的は…??という感じ

 うーん
 第一、なんでパパ…ペレグリナス=先代の「神」は、地上に顕現して、「お姫さま」と逃げたんだろう?

 そもそも顕現した神の力を、一国がひとり占めできるとしたら、どうなっちゃう…??

 そう考えると、
 お姫さまのいた寒い国武力の国(こっちだった…これもどうなってる? この二国で「神」の器をとり合って喧嘩してるのか?)が、世界征服でももくろんでるのかなって思うし
 それを阻止したいお姫様が、あの国の「神」の占有=世界の掌握を良しとせず、彼=神という強大な力を連れて国を逃げた。
 追い出されたというより逃げ出した。
 宝物を持って逃げた。という感じに見えるよね。
 まあそれを国に持たせたらろくでもねえから。っていう。
 でも外から見ると、大事なものを奪って逃げた。台無しにしたように見える。と

 しかしペレグリナスはどうやって地上に顕現したのか??
 寒い国?武力の国?はそうなることを望んで、「なにか」をしたっぽい。なんだろう?
(何かしないと神が顕現することはなさそうなため)
 そして今はヒンヤリが第二の宝っていうか、兵器っていうか、顕現させようとしてると思う。
 誰かが持ち逃げしなければ今度こそそれによって世界征服できるんだもんね。
 ヒンヤリの生きてる世界は暗くてひとりぼっちで寂しい。冥界だろうからね
 (このお話の中では神々は冥界に住み、時に地上を行き来し、地上に影響を及ぼすらしい)
(扉の向こうが冥界、死者と神々の国であり、地上の神を祀る場所=聖域とつながってるっぽい)
 外の世界は楽しいぞと、ここに来たければ代わりを用意するんだ、と。
 こんなことになったのは先代のせいだし、その責任はその忘れ形見がとるべきだろう、と。

 ヒンヤリは用意された「代わり」なんだろうか…?
 元は、「何」だったのだろう…?

 そういうかんじで今のヒンヤリは、ペレグリナスのように顕現することを望んでいるようだけど(そして自分の代わりを兄弟に求めるけど…そうしないとまた自分のような悲劇が生まれるからね)、ペレグリナスほど世界のことは知らないのかもしれない。かも。
 いいように使われるかもってことを考えてなさそう。何か危うさがあるよね。
 リスも何だったのか。何をしようとして失敗したのか?
 お姫様のとこのリスはフェイクかもしれんけどw

 そういえば、なんでヒンヤリには名前がないのに、ペレグリナスには名前があるんだ…?
 まだ日が浅いから無いだけなのか?
 ペレグリナスという名前にはどんな意味があるの…?
https://en.wikipedia.org/wiki/Peregrinus_(Roman)
 ↑ペレグリヌス。訪問者、のラテン語と考えてよさそう。「外からきた人」だ。


 作者がこの世界をどのように設定、創造しているのかもとても知りたい。

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