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絵を描いたですよ
http://www.nexyzbb.ne.jp/~aya_suke_ka/suiren/s-il.htm
久々にまともなものを描いた気がする…。
いろいろいじった結果、色合いが鮮やかになって、なんか良かったかなみたいな。
いつもですが
完成するまでどんな感じになるかわかんなくて
見ながらいろいろいじる感があるじゃないですか(私だけじゃないと思うけど)。
二度と同じものはかけないし
いい具合になるとやっぱ自分がうれしいなっていうか…
偶然に頼ってるけどそれがいいなというかww
って今回は思いました。まる。
頑張って最後までかけてよかったです。
***
ついったでは
お題をいただいてヒエログリフ探して楽しみました。
(けど趣旨とずれてたかもですがw)
『オシリスとハロエリスが兄弟であるという記述をエジプト語で』
言われてみれば私も見たことはないですが
(それを言うとヒエログリフの記述を見る(見れる)事は本当に限られますけどww)
どの本にも書かれてあるし、どうしてそうなるかを考えてもあまりに自然な感じがして疑ってませんでしたw
エジプト関連はけっこう信頼できるものが多いかもしれないなあ(アステカのほうで頑張ってるお姉さんを見ているとほんと……恵まれてると思う)
ハロエリスとは、ホル・ウル(年長のホルスの意)のことで、
…ホルス神はいっぱいいるからちょっと難しいんですけど
大まかに分けると、『イシスの息子としてのホルス』の役割を持ってないホルスですね。
ホルスは、イシスの息子であってもホルスなので、両目が太陽と月を象徴する天の支配者なんですが
広く言い過ぎるとラーも入ってしまう広さで(だから遠方の女神=去った目を探す、も、失くした目を探すのがホルスっぽいですよね…)、
しかし狭くしすぎるとホル・パ・ケレド(子供のホルス)とホルサイセ(ホル・サア・イセト=イシスの息子ホルス) が別物になってしまうという感じで…
えーと
大人な天の支配者でイシスの息子でないホルスならいいかってことで進めちゃいました(ホルウルじゃないとダメだったかも。また気が向いたら探すです~)。
さて、
オシリスが出てきてかなり早い段階で、ホルスは「その息子」にされたわけで、
(王が「オシリスのように」冥界で復活しそこで支配者になる必要があったため、元々現世の王=ホルスが死んでオシリスになり、その後継者がホルスになる仕組み。だからこの父子関係は大事)
オシリスとホルスが並んで「兄弟」とかかれる可能性はちょっと低いと思ってしまうわけで、
けど、ここならあるだろう(というかそもそもそこでしか知らない)というのが「うるう日」の表現、
ヌトが子供を「5人」生んだとした時ですね。(4人しか書かない事も文脈によってはあるので)
そこの記述を探すのに
まず自分が思いついたのが、「天の牛の書」でした。
天の牛=ヌトだから。5人の子供の事書いてるかなって思って。
…けど見てみたらラー様がヌトを天におく話だった。
これはこれで創世神話として面白そうなので機会があったら訳したいですね(英語のを)。
同じサイトにいろんなのが載ってるんですけど
ひとつそれっぽいの(下のほう)見つけたので、これに狙い定めていきました。
http://www.sacred-texts.com/egy/leg/leg13.htm
何に載ってるのかなと思って、タイトル検索したらまったく同じ本ばっかり出てきて。
(ウォリス・バッヂの本です、内容をまんまのっけてる。そういうサイト多いです、が、読み方とかいろいろ問題ありなので…)
いろいろ調べて何が元かやっと分かったのです。
http://www.britishmuseum.org/research/collection_online/collection_object_details.aspx?objectId=113956&partId=1
このパピルス。だいぶ後代(プトレマイオス期)ですけど。
で、元はヒエラティックなのでチョイ無理かもと思いかけてたところで、フォークナーのヒエログリフ転写が!!
http://ja.scribd.com/doc/111989668/Faulkner-R-The-Papyrus-Bremner-Rhind-1933
いや、よく思うんですけど、
エジプト学関連はネットの環境がすごい。
本買わないと見れそうにないたくさんのものがこうして見れちゃってありがたい。いいのかな…。
とりあえずこの部分(パピルスにはいろんな内容が含まれてますが…大英博物館のサイトにあるとおりです)
この二行目のあたり。(右から左へ読みます、一応)(赤の「?」はあとで調べたら、ウヘムで「再び」とか意味でした)
はい。
ホルスがオシリスの次に生まれてる事になってるなと。
ホル・ケンティ・エン・イルティ(顔に目のないホルス=蝕を表すとかいう説あるですね)だけど。
バッヂはこれを「ホルケンティエンマアティ」と読んでいて、誰?みたいな…
(そう読んじゃうのはなんか分かるところはあるけど)
いや、目のヒエログリフ(象形文字)なんですが
これで「見る」の意味だと「マア」、「目」という意味で「イル」と読むので。
(二つあるから双数で後ろにtyがつく)
ホル(ホルス神)ケンティ(額・顔)エン(無)イルティ(両目)は、
ホルケンティイルティにもなって、こっちは「両目がある」神様。
普段は両目=月と太陽があるけど、なくなることもある神様。
なぜわざわざ、目がないほうを選んだのでしょうね?
あと、メケンティ(エン)イルティ、と呼ばれる事もあって、意味は同じ。同じ神様っぽいです。
エジ神話面白いですよーー
まだまだ知らん事いっぱい…
ブレムナー・リンド・パピルスとかしらなかったし…
「イシスとネフティスの歌」とか「ソカルをもたらすための秘儀」とかあるですよ
なんだろう? 全部ヒエログリフ転記がフォークナーの(上記)に載ってますよ
チェックして読めたら面白そう! だけど大変でしょうね(笑)
まず読めたとして、解釈はまた別だし……
うーん、いっぱいある!!