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ひとりごと

アナザーコード・リコレクション 2つの記憶クリア

もう全部クリアしたんですけど感想分けます。

 アナザーコードリコレクション
 『2つの記憶』のほうの感想です。
『記憶の扉』の感想はこちら

 DS版play済みです、数年ごとにやってた…好きなので。
 なのでちょっぴり比較して話ができると思います。

●playおわっての感想。
 一言でいうと「心情描写が強化されていてよかった」です。
詳細はネタバレになるので下に書きます。

 あと仕掛け解きが、全部新しくされてるので、前作playしてても新たな気持ちで楽しめました。
 ただDSだったからこそ難しかったものがなくなったので、難易度は普通か易しめになってます。ヒントも出してくれるので、詰まることがほとんどなかった。
 だいたい一日あればクリアできる感じです。

 ちょっと頭の体操しながら、
・ディーの失われた記憶=過去に屋敷で起こったことを明らかにし、
・同時に、現在この屋敷で起こっていることを探りながら、主人公の過去を知っていく
という、二つの物語を体験するゲームです。

●DS版との違い。
 ストーリーはほとんど変わってません。ちょっと出てくる順番が違ったりするくらい。
 キャラの感じがちょっと変わってて。
 まずジェシカの雰囲気が違う!!! でびっくりした。
 もっと、知的で「理系の先生!」な感じが強かったけど、
 今回、やわらかい母性いっぱいでちょっと明るい感じに変更されてる。
 あのリチャードの妹だしね。それに、アシュレイが育っていくのに、愛情深い支えがあってほしい、あったほうが物語的にも対比が分かりやすくなる、と思ったのかも。
 前のジェシカも好きだったけど、おはなし的にはこっちの方が説得力あるかも。
(船長さんも、まあアシュレイ自身も、DS版より性格が柔らかくなっていて、絵にも明るい性格が表れていますね。このイラストレーターさんの絵とその醸す雰囲気が好きで買っていたので、変わったのは残念ですが、作品としての違和感はありません。ちょっと厳しく言うと、作品の個性の一つは削がれてしまったかも)

あと前にも書いたですが
 やっぱ屋敷の構造変わってますよね。
 前は上から見る感じで動かせてたですけど
 なんていうんだろ、三人称視点っていうのかな? 主人公のすぐ隣とか後ろで一緒に見てるような。
 なのでちゃんと屋敷の構造がよく分かって、中庭ここにあるんだ、左右にこうなってるんだみたいな(DSのやつはふしぎな構造だった気がする…)。

 あと、心情描写が厚くなっていたので、その演出周りの変更があります。
 続きの『記憶の扉』をやると明確ですが、
 このシリーズは10代の多感な少女とその父親の関係を描くのが主題のひとつみたいなとこがあるんですよね。
 DS版はこの心情描写が中途半端で微妙と思っていたので、
 今回そこを頑張ってきたな、という感じがして、個人的には◎でした。

 あ、謎解きとかしてるとき、セリフの主が分かるようにちびキャラが表示されるんですが
 あれがけっこう可愛くてほっこりしましたね^^

 それと、ディーの気持ちもけっこう伝わる表現にされていたかもしれない。
 あの、漫画みたいな切り取り方とか、ちょっと慣れるのに時間が要りましたが
 それ以外の演出というか見せるアングルとかについても
 上手いな、伝わるな、と思ったところがいくつかありました。

 全体的に、元のイメージを壊さず補強した
 なかなか上質なリメイクというかんじでよかったです。


では、以下ネタバレです。
※ネタバレです



 いやー
 あいかわらずのサイエンスファンタジーっぷりでしたが
 DS版ではディーの話ばかり面白くて繰り返しやってた私、
 今回はアシュレイの複雑な心情をプレイヤー側にもしっかり伝えてくれる感じがしてよかったです。

 あのビルとのやり取りがほんとすごくて、
 DSの時は、なんかわからないけど優しい?かもしれないたぶんパパ(でもたばこはやだなぁ)。・・・くらいのかんじだったのが、
 今回は、
 あんな奴がパパなんだったらもう私パパなんていらない怒。…って思うところまでやり切ってくれたというか。

 はじめは優しいパパを装うんだけど、ビルは(リチャードと違って←これがすごく大事)人を思う心を持っていないので、メッキがはがれちゃう。みたいな。
 だからこそ、リチャードに実際あったとき、ああ、これが、これこそが「パパ」だよって
 あの情けない感じが、むしろ安心になる。あったかさになるっていう、
 対比の強調、見事でした。

 最後のほうの描写は
 少し、前のほうが良かったかも、て思うところもあって…

 たとえばビルが、アシュレイの記憶が戻りそう(犯人を思い出しそう)な時に、銃を突きつけながらもそれを促すようなセリフ言ってるところとか、すごく犯人の心理が表現されてた感じがして私は好きだったんですが、無くなっちゃって…。
 あと止めるときのディーのセリフは「フラニーが悲しむよ」だったので、ここで、もしかしたらと思ってた(思ってなくても)プレイヤーが気づかされる、という粋な演出してたんですが、これは気づかれにくいと思ったのか、明確に説明入れてきましたね…。
 こっちはまあ、どれくらいを明かすと親切かっていうのは、人によるので、難しいところですよね。

 DS何回か(数年ごとに)playしてきたんですが、慣れちゃって必要な謎を拾わずtrueENDになかなか行かないことをよくしてしまって、今回も成仏するか不安でしたが、
 どうにか成仏して良かった…。
 でもヘンリーのいいわけみたいな書置きが今回はなかったのかな…?
 まあなくてもディーの記憶として映像で説明されればわかるかな…。

 あと、カイル・ハイド刑事の話をトーマスが書いたみたいな描写があるのがおもしろいw
 しかし「(もし続編が書かれたなら)刑事のその後は…」とあるので、刑事やめたあとになるあのゲームの話は、誰かの作品としても別の人だなあ^^あ、マーティンが書いてんだっけ…? 実際にいる人物をモデルにって話だったっけ…わら。

 それから、DSのとき気付かなかったけど、サヨコの写真からアシュレイ想像して描いてたのって、ビルなのかな?
 画家であるヘンリーの孫だし、リチャードがあんなに絵がうまいわけないかっていうw(ひどい偏見)

 というわけでなかなかよかったです。

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