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ひとりごと

いろいろ~

こんにちは、あやめです。
 お話かいてますけどいろいろあってちょっと止まっています、すみません。
 何もなければまたがんばります。


 新刊の『見えない音』ですけど。
 やっぱり後からあれって言うところがあって
 15pのケオルの左腕にブレスレットないとか
 あとがきの24pのキレスの首にビーズの飾りないとか
 フチア兄さんの年齢は23なのに4とか書いてたりとかですね(笑)

 まあそういうこともあるさ!
 持ってる方はすみませんーー 脳内補完よろしくです←


 それと
 『生活に疲れた男の魂(バー)との対話』ですけど
 一番後ろに引用したやつの訳は、wikiと『オリエント集』を参考に自己流で訳してます。
●wiki(一部日本語訳あり)
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E6%B4%BB%E3%81%AB%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%9F%E8%80%85%E3%81%AE%E9%AD%82%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%A9%B1
●参考画像
 http://edoc3.bibliothek.uni-halle.de/lepsius/page/abt6/band12/image/06121110.jpg
●ヒエログリフ訳参考サイト
 http://www.sofiatopia.org/maat/faulkner.htm


 奥付に出したものは、17行目の下のほうからです。バーのあたりですね。(たぶん)
 ここの一文すごく好きで。
 しかしwikiにあるとおり、この一文が一番「誤解しやすい」「はっきりしてない」そうですから、
 本当はどんなニュアンスか知りませんけどね!
 でも好きなように解釈させていただく!!
 前、福岡で聞いたニール・スペンサー氏(大英博物館エジプト・スーダン部門部長)の講演で
 この詩は「死を望む男」と「思いとどまらせようとする魂」との対話である、という解釈を聞いたので、あ、それいいわってぐっと来てですね。
 あれですよ、これ中王国の文学といわれているので、3000年以上前にこういうこと考えている人がいたんですねー。いや、人間ってほんと変わらないなと。しみじみ。
 男が生を嘆くのがね、すごくリアルっていうか、時代の隔たりを感じなくて。
 それに対しての魂の受け答えがまたなんと言うか、冷めてますけどね(笑)
 男は、現世は偽りや犯罪、裏切り、略奪など悪に満ちているのでうんざりしたと、そういったもののない来世に早く旅立ちたいと願い、
 魂(バー)は、死んだら幸福だなんて保障はないのだと、保障するはずのものは高価で手に入らず、また手に入る王族の墓すら奪われるのだから、そんな夢を見るな、と言うんですね。
 よく分かってるんですよね、そういうことを。その時代の人たちは、心の底から来世の幸福を信じてる人ばかりじゃなかったんですよね。
 ほんと、一緒。
 イアルの野とかで、古代エジプト人は人生が本当に幸福だと思っていたから死後も同じを求めたって言うけど、
 実際は、人生辛いなって、思ったりしてたわけです。
 バーのいう「来世なんてどうなるか分からないんだから、生きてる今を楽しめ」と言うのは、
 盲目のハープ弾きの歌として有名な壁画にも、そういったのがありますが、
 そういうことをわざわざ歌にして繰り返し言うくらい、けっこう悲観的だったんだなと(笑)。
 古代エジプトって、けっこう陽気なイメージもたれますけど、そうでもないなって(笑)。

 
 奥付で引いた文は、
 jhmを「導く」と訳してみました。
 あと最後のほう(写したものの、三行目の上の段。元のテキストの20行目の下のほう)の「人生は仮の宿」と訳したものですが、
 pKrtが「ちょっと立ち寄る」的な意味だったので(そして決定詞的が時間に関わるっぽい)、「仮の宿」という日本語がすごくしっくりきた感じがして、ちょっと嬉しかったり。いや感じがしただけですけど(笑)。日本語おおおお!!って思った(笑)

 あ、あと、区切るところとかも、変えるとだいぶ意味が変わります。
 自分区切り方はもしかしてありえないかもしれないけど(文法があやしいのでスミマセン)。
 勉強して分かってきたら改めます(笑)


 ケオルが実際言ってるのはこの部分より後がほとんどです(そして部分です)。
 wikiに載ってるような、あの訳の部分がすごく有名ですよね。
 もちろん一番初めにはここだけ知って、惚れましたけど。
 繰り返しっていうのは美しいですよね。
 音で聞いたのかなという感じ。
 繰り返しながら、じっくりイメージ入ってきますね。
 もうなんか聞いてみたいですもんね。音で。
 というとナイル賛歌も聞いてみたいわーー(笑)!


***


 ひとりごと。


 絵を描くことと
 お話や漫画を描くことは
 私には別なんだなとしみじみ。
 絵は、基本、表現したい好きなもの、を、自分の手で表現している感じ。
 その、私が魅力と思ったものを、見てる人も同じように思ってくれると嬉しいなと。

 でも、漫画や小説は
 明確に、伝えたいものが、ありますね。
 て言うかそれがないとこんな辛い作業してない的な(笑)。
 絵は感覚だけど、お話は、理屈があるから……。
 漫画は、小説よりも短い気持ちの変化や反応を伝えたい。
 小説は、少し長い時間をかけて、変化と理由を、書きたい。
 変化の理由には関係が不可欠で、でも関係を語るには、短い時間ではとても無理。
ってかんじ。

 あ、でもある意味同じか。
 私が思ったことを伝えたいんですよね。私はいつもそれ(笑)。
 でも、絵は「好き」がほとんどだけど、小説はあまり、好きを伝えたいって感じじゃないです。
 それだけー(笑)


 あ、OBFで連載してたお話(小説の漫画化)は、ちょっと別ですよ!
 長期展望が取れなかったので、けっこう目的がぶれぶれでした。
 勉強には、なりましたが!


 狭い範囲で最高の自己満足を目標にやります!!! 
 

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