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ひとりごと

絵本『かないくん』

年が明けたのに記事を更新してなくてすみません。
 元気です!
 だらだら過ごしてるだけで特に書くことが思いつかなかったので
 ここに来れなかっただけなんです(笑)。

 今日は絵本のお話でもしたいと思って来ました。
『かないくん』という絵本で、私のお気に入りです。
 前も書いたかも?忘れたんですけど(笑)。
 谷川俊太郎さんが文を書かれて
 松本大洋さんが絵を描かれています。
 テーマは、死です。

 死とかって好きだよねえ。みたいにうちも思います。w
 うちはなんていうかストレート、そのままのが好きなので、まあ単純なんですよ。
 よく死のことを知りもしない人間がそういうのが好きとか何とかいうのもおこがましいんじゃないかみたいな雰囲気をかんじてたりしますが、
 きょう、この本の作者の対談?のようなものを読んでいて、
 べつに気になるから気にするとか普通だし、誰でも考えたりするものだし、いいんじゃない?と思ったです。

 谷川俊太郎さんは教科書で詩が載ったりして、けっこう知名度も高い感じするんですけど
 松本大洋さんは、うちよく知らなくてですね。
 漫画家。あーピンポンとか言われると本屋に並んでるの見たことあるなーくらいで、今でも一つも読んだことないです。でも絵の印象はあって、だって結構独特ですよね。ていうか漫画描いてるけど本職漫画家じゃないだろイラストレーターか画家だろって思ってました。ほんとに漫画家なんですね(ほんとにってw)。だって日本画やってましたみたいな絵なんだもん…。(印象です)
 びっくりなのが工藤直子さんの息子さんなんですね…。
 工藤直子さんはあれですよ教科書で『ふきのとう』覚えてないですか。とける、とける、みずになる。みたいな…あーわたし小学校の国語の教科書だけはけっこう覚えてます他のに比べて。まあ大人になって絵本『密林一きれいなひょうの話』でむっちゃ好きになって、ふきのとうの作者とは全く気付きませんでしたが。子供が小学校でよくこの方の詩を読んでます(音読用の資料にたくさん載ってる)。今の子にはすごい身近みたい。
 谷川さんはご自身の周りのことを意外に語っちゃうので…何で読んだか忘れたですけど、佐野洋子さんの元夫だとかいうのを知ってびっくりしました。あと佐野さんは工藤さんと仲良しみたいで(この対談でもそれっぽいこと書いてますよね)、『100万分の1回のねこ』に工藤さんが寄せた詩を見ても、その前書きを見てもすごくそういう感じが伝わってきます。

 谷川さんは「子供のころ苦労がなく」「恵まれていた」と言ってて、松本さんの幼少期の体験とまるで逆みたいな、それが微妙にコンプレックスというかなんかマイナスみたいなものに感じてるという話があって…、でもここでなんか濁してるけど、なにかで、核家族の淡々とした感じ、都会的な寂しさみたいなのを抱えていて、幸福というのとは違ったことをぽろっと書かれてたんですね。なんだったか忘れた(あとで思い出したけど児童文学とかの本だったw)。でもなんか、あーそういう事言っていいんだみたいには思いました(笑)。
 というのは、私の年代でも、あんまりその「都会的な、核家族の」孤独感みたいな話を聞かないんですね。私の知り合いにいないだけのような気もしますけどw 田舎が懐かしいとかそういう話が多くてですね。待って、マンション見て懐かしいみたいに思う人いないの?みたいな。
 私だって自然は好きですよ滝とか好き。でも懐かしいは違う。有名な人が(若い人でも)子供の頃は裏山で虫とって遊んでみたいな話聞くと、私幼少期は日本で育ったはずなのになんだろうこの「しっくりこないかんじ」。とかよく思ってます。w
 この死のことについても、なんか、新しい、好奇心みたいなそういう気持ちを持ってるみたいな、そういのって普通にあるように思うんですが、それが詩人の、そして長く生きてきたこの谷川さんが言われるからみんな「なるほど、深いなあー」てなるわけで、若い人が言ったら「分かってない、浅いな」みたいになるんじゃないですか。こういうのけっこうあるなあって思う。
 というかアレですよね、死というものを重く捉えなければならないみたいな、悲しい苦しいものだからみたいな。いやでもある人にとっては事実そうなんです。そして、だから、そういう、苦しいものに寄り添うべきだみたいな。
 そういう「べき」に反発したところがあったんじゃないかなあと思うんですね、かといって軽々しく面白おかしくしたくもないっていうか。真面目に向き合いながら、かなしい以外の感情があることもちゃんと認めていいんじゃないのみたいな。あ、それはまず企画主の糸井さんがかな。
 ひとつの印象それだけが正しいってすることはないだろうって感じですよね。


 ただまあ、自分の死と大切なものの死ってやっぱ違うじゃないですか。
 うちはまだないのでそういうの。だからこういう考えにしっくりきちゃうのかもしれないですね。
 何かあったら考えも変わるものだろうと思いますし、まあ、何かあってほしくはないですけどね。
 まあそういうかんじで。

 なんていうか
 うちいろいろ人より遅い感あるなーってよく思いますけど
 遅いっていうかやっぱ見えてくる順番ってみんな違うんだろうなみたいな。
 遅いなら遅いだけ他のもの見てるんじゃないの。って思いたいですよねー。
 という感じで励みになりましたちょっと。はい。

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