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ひとりごと

銀鈴花のこと2

レビューを回ってみたんですが…

 二周目とか分岐とかないっぽいんですよね…。

 一応やってみたんだけど
 やっぱ分岐しそうな展開にならんかった><

えっじゃあ何あれ
じゃあの人「ナレ死」的なやつなんですか?
いやこれはひどいよ。
ぜったいどこかに書いてるはずだ、って私おもったやん。
それくらい投げてたよ。

動機とかも明確にしてないから想像もできないじゃん。
 想像できる形までもっていってナレ死させてください!!

あと
何のために見解とか聞いたの!?!??!?

やり直してみたけど
「単に聞いただけ」だった…。

うっそーーー

ここまできてよくわかったけど
 なんか、ほんとに、プレイヤーいなくていいよね…
 何にも関わってないんだけど……。

(以下ネタバレありますのでご注意を)



なんかさ、すっげセリフ多くて、読ませる文が多くて、
こっちが指示することがほとんどなかったんですよね。
いなくていいじゃん。
主人公の影が薄すぎるよ。

これね、せめて大事な行動を起こすときに
主人公にコマンド入力させれば
それだけで違ったと思うよ。
間違ったコマンド入れたら
「えっ今それですか!?」とか言わせばいいんだって。

ADVにおける「ゲーム要素」って
3Dダンジョンでも、ミニゲームでも
もちろん「コマンド総当たりしないと進まない」ことでもなくて
(コマンド総当たりって、全部選ばないと先すすめないって意味じゃなかったよねえ!??!?)

「自分(プレイヤー)が行動を選択している」気にさせること、
 自分の指示(コマンド)で、事件解決へもっていってる「感覚」を与えること、
だと思うんですよ!!!

 少なくとも私はそれを一番楽しんでるのね。
 ゲーム制作者の「推理してる気にさせる」技術に乗って
 自分で推理し解決してる感を得ること(実際には自分で推理とか無理なので)。
 ピースが確実に与えられ、それを自分で拾っていって、くみあげて全体像を想像する、
 そういうのが気持ちいいの。
(ピースのヒントをくれるくらいのこういうゲームが私には難易度的にちょうどいいですから)


 こんかいのはね、
前回のほど適当な感じじゃなかったから。
(前回の『偽りの黒真珠』は、オホーツクオマージュのネタとして見ていたのでその程度でもよかった)
 しかしここまでしっかり作ろうとしているなら、言わせてもらいます。
(つまりそれくらい、よかったんですよ…前のよりちゃんとしてた)

 コマンドを「コマンド(命令)」として成り立たせて!
 こっちに考える余地を、選択権を与えて!


***

 そうだなあ
 前回も思ったけど
今回はもっと(ボリュームもあったせいで)
キャラゲーっぽさが強調されてたなあ。

 私ほんとうに恋愛が苦手なもので
 いやこれ恋愛とは言わないかも、ただとにかくこう、男女のちょっといい感じみたいなのが特にすごく嫌いなので(本気で大事に思ってる、というやつならいけるんだけど、こういうのが一番ダメ…)
 ケンが執拗に飲みに誘って
(ケンはなあ、誰にでもいいそうで下心ないかもしれんとおもうが)
 如月が、あ、う、うん…悪くないかも、みたいな反応するの
 私はちょっと嫌でしたよ―――><

 でもすごくわたくしごとですので…
 そういうの好きな人がいるのも分かるし飲み込むよ…。

 キャラが嫌いなわけじゃないんだ。如月刑事とか好きなほうだものな。
 ケンは(よく言われてるけど)真面目なシーンにふざけすぎなのはまずい。
 前回も言ったけど
 そういうキャラ「だからこそ」あれをみつけたり、これに気づいたりして、
 そこはなかなかいいと思うのね。ほんとに。
 真面目じゃないからやっちゃって偶然、とか、気が散りすぎてあんなことに気づいちゃうとか。
 キャラを立てつつ、事件に関連するヒントを出してくるわけだから。
 
 でも関連しない部分でやり過ぎちゃダメ。

 私も人のこと言えないけど、
 いまおはなしかきながら、この内容で次のページまで引っ張るのねえよなと思いながら削る、みたいなことをよくするせいか、
 このゲームはシナリオの「字数を気にする」という発想がないのか、とは思いましたよ。
 だらだら続け過ぎ。

 私もやっちゃうことあるですよ、そのほうが自然な会話になるだろうみたいな?
 でも要らないところは削る。
 そうしてスマートにしないと
 伝わりにくいんだよね(ということを気を付けなくちゃと思ってはいます、はい)。

 ただのオマージュではなく独自のなにかを創りたいと考えているなら
 この先はそこを気にしていただきたいなと思います。
(きっともっといいものになると思う!!)(ストーリーはこれで良くて、あとは細かい部分の修正だけ、バランスのとり方と思うし)
 前作は同人ゲ―みたいなイメージが半分あってこちらも許容できたけど
 ていうかこれだけぼりゅーむあがって、無駄な会話が多いって、結構きついぞ。

 ・・・
とかなんか偉そうに言いましたが
 前の記事で伝えた通り
 お話の展開としては、ずっと引き付けてくれるものがあり
 特に終盤の展開はなかなか良かったです。
 気になってやめられない、みたいな感覚は久しぶりです。
 ゲームに夢中になるってこういうコトだよなあ…。ほんと久々だった。
 そんな感覚を与えてくれたことには感謝です。

 温泉は
 そもそもそこまで興味が無いのと
 前回はもっと簡単だからできたけど、ここまで複雑だとそこまでしてまで見るのはなと思うw
 ちょろっとなんかやってみたら偶然できた!みたいなのでもいいと思うんですよね…。
 まあどっちでもいいけど。メインじゃないもんね。

 犯人が隠れた時に探すとき
 仲間を捕まえちゃうとかは面白かったwあははw
 緊張感ないけどw

 ところどころ真面目なシーンを崩し過ぎかな
 こっちはドキドキしたいよ。そっちは分かってるかもだけどさ。


最後に問題となったあの事件も
ほんとうに口をふさげくらいだったとして
なんであそこまでやったのか、みたいな
そういうところの納得感もないです…。

 S氏がメモを残すなりなんなりして
(鍵かけSNSに残した独り言でも何でもいいわ)
 あの事件は後悔してるとか
 あそこまでするとは思わなかったとか
 勝手に暴走するあいつらは危険だ、二度と関わらないとか
 そういうの遺したりしてればちょっとは違ったかなって
 そういうところを大事にしてほしいのね

 ナレ死のHさんも同じく
 遺書遺すならきちんと「理由」をさ・・・どこかに
 ポロッと話すとか
 誰かが(意味も分からないで)聞いてたとかでもいいからさ…

 理由付けをおろそかにして
 プレイヤーを翻弄する事ばかり考えてるから><

(それは必要な視点だというのは分かるけど)(そして私にはその視点が足りません)


このシナリオだとここが気になるって意見交換できたら、少しどうにかなったんじゃないだろうか…?
大幅に変えなくても、つじつまを合わせるためのエピソードを入れるくらいはできたはず。
それがはいるだけで納得感≒満足感になると思うんだ。

ひとりじゃアイデアってなかなか出ないし、
ここまですごいいろいろな登場人物に疑惑の目を向けさせるとか、手腕がすごいと思ったよ!
 すごい、だから粗が気になっちゃって
そういうことを「待ってこれ弱くない?」ってやってければなって。

 前回、黒真珠の時は
あれこれ詰め込みたくて主張し合ってうまくまとまらなくて伸びに伸びたという話を聞いてたので
(出るのずっとまってました♥)
 ああ、それで、とにかく完結させようで無理にまとめたならしょうがないなあって思ったけど
 元々こういう感じなのかな><
 最後の犯人がちょっと唐突というか
 ヒント出して早バレするのこわいのすっごくわかるんだけど!!!、でも、もうちょっと、少なくとも終盤に情報がいくらか出るあたりに、繋がりに気づくための情報を先に出すとかしてもよかったと思うんだよね。


でもでも
タイトルが伝えるものはすごく良かったよ…。
この作品は「凍える銀鈴花」というタイトルがほんまにぴったりだよね…。

 前回もわざわざケンがタイトル回収しにかかるけど(そこは構わないや)、
 前回より意味がよく伝わるタイトルだよね。これしかないなというか。
 私は好きだな。


 この作品は何度コマンドあれこれ入れても先に進まない、と感じたところが最低でも二カ所あって
 なんなの…!? ってちょっと、思ったよ…。
 最後の冷凍室とか
 みんな何に詰まってるのかと思ったら、トラックって発想がなかったのかい!
 一回そういうことあったじゃん―――――><

 あと学校のトイレの捜索だけど
目の前に個室が見えてる状態では捜索ができず
右側にチラッと扉が見えてる状態でないと個室が調べられないとか
(なかなか気づかなかった)
おかしくないですか!??!?ふつう正面から見えてるときに細かく捜索できるもんじゃないですかね!???!??!
 わたしだけ!??!?

 とかそういうかんじで
 どうやっても先に進まない、こうに違いないのになんかすすませる方法が分からないみたいなストレスが多かったです。


 今でもオホーツクやらを触る私としては
 「コマンド総当たり」は
 ぜんぶコマンドすれば考えなくても進む、という意味であって
 その時どういう行動をとるかを考えながらやれば、けっこうサクサク進むもんですよねADVって。
 たまに、時間が必要な時は確かにあるけども。


 コマンド総当たりすれば考えずに進める=ダメ、みたいなのすっげ納得いかないんですよね。
 自分で総当たりしてるか考えてるか分かるだろうから
 考えて進めたいならそうすればそのようにできるしそもそもそれを想定してるだろうが、と。
 そんなの自分次第じゃないか。
 考えずにやっといて「考えなくてもできる」みたいに言うのいったい何なのか。
 ていうかある程度考えなくてもできる作りにしてるから、小学生でもどうにかクリアできたりして、
 あとから意味がよく分かって、よさがわかり、何度も繰り返しやったりしちゃうんでしょうが……。

 意味が分からないとできない作りだと
 楽しめる人を限定しちゃうだろっていう。
 そうでないから名作になるんだろって言う。



てわけで次も買うよ!
私こういうの好きだしやっぱり。
久々に楽しんだなあ。


私、二時間ドラマ風の話のほうが分かりやすくていいのかも。
 本格推理みたいなの無理そうだもんなwww
 火サスとか好きで見てたもんな。でも登場人物の区別がつかなくてわけわかんなくなりがちだったw
(あと役者の話されて「だからこの人が犯人だろう」みたいのが嫌いだった。よくそんな見方して楽しめるよな… そういう想像ついたらうちはもう見たくないかも…)

 絵がアニメ風ならいけるの!!!! 顔の違いとか色がはっきりしてるから!
 ドット絵だと単純なのでなおいい! 最近の「ふつうはその日ごとに服が違うからリアルに服も替えて」とかやつものすごく余計ですからwww 区別つかんくなったらどうしてくれる><

 楽しいものを触ってくぞ!!!

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