西村先生のFBでシェアされてた記事を読んだ(サイト翻訳でw)
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Forever changes
古王国の崩壊に気候変動が関わってるという話はよく聞いてたけど
最近、それが事実とは違うのじゃないか、という話を
『古代エジプト全史』の著者、河合先生周りから聞いたような……。
って、今『全史』を見直してみたら(p115,116)
否定する説「もある」くらいにちょろっと書いてるくらいだった…。
どういうことなのか、と引っかかったので大きくとらえ過ぎたのかも。
本の中では、よく読むと、
これまで単一の要因によるものとされることが多かったが(まさに気候変動説…それも私が見たやつは、「昔は官僚制度等の失敗による王権の衰退が原因と言われてたが、今ではそうでないと考えられてる」みたいな書き方だったので、数10年前にそういう説が出たばっかだったのかも)、
今は、(前の説もまちがってはいない、というか)
単一要因ではないと考えられてる、という話が大きかった。
この記事もそういうことを書いてるよね。
気候変動はあったのだ、と。
この記事を読んで
ナイルの増水が足りないせいで穀物が育たず飢饉になった、のなら
ナイルから少し離れたナセル湖…じゃなかったwwなんていうの? モエリス湖? とにかく ファイユーム周辺でその後活気が見え始めるのは、うなずけることかもしれないと思ったんだよね
これまでナイルの水だけを頼りにしていたのが
それが頼れないとなれば
別の水を探さなきゃならなくて
近くてそこそこ大きめなのはここしかないよなみたいな。
テーベに移ったころにはもうナイルの増水も戻ってたのかな…。
ナイルの恵みで麦を育ててそれで賄っていたなら
それが成り立たなくなるのはかなりなショックだし
ナイルの恵み=神の力=王の力、としてとらえていたなら
王にも不信が向くわなあ、と、
昔の説ですごく納得していたんですが……、
そうでないとしたらどうかんがえたらいいのか
いまだにわからないのです…。
いや王権の崩壊は『全史』によると
ピラミッド建造のためのシステム、古王国の繁栄を象徴するようなそれ自体が、
皮肉にも古王国の崩壊をもたらす要因となった、みたいな説があって(おもしれえしなるほど……そういうの好き)
飢饉→王の失権、と言うわけではない、というのはすごく理解できました。
ただ
信仰という視点で考えると
やはり何か転換期ではあったのかなっていうか
私ほんと昔から書かれてるような「中王国の鬱文学は、古王国崩壊によってそれまで信じられてきた理念――たとえば、王は神に代わって秩序(空が落ちずに支えられること、太陽が毎日昇ること、ナイルの適度な増水等)を維持するものだ、というような考え――が、崩されたことを反映している」ていう考えから抜けられてないんですよね。
古王国の崩壊、王権の崩壊が宗教に変化を与えて「はいない」のだとしたら……
どういうことなんだろう><
何かもとになる論文化なんかがあると思うんだけど
読めるものなら読みたいけどなあ…
せめてせつめいがほしい><
その理由付けとなっていた「芯」が「違っていた」と言われたら
新しい「芯」を立てなくちゃなのに><
新しい理由を探せてません
誰かご存じなら教えてください
でも仏独どちらもできません…
あたらしいPDFモノなら選択コピペで頑張って訳しながら見ます>< あやしいけど>< 読まないよりまし><