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ひとりごと

無題

ミギとダリが原作イメージ通りでうれしい
 アニメ始まりましたね
 OPを先に公開していたけどあの感じなら大丈夫と思って安心した。
 謎めいて疑ってしつつも大半はあったかいところが佐野先生の作品の好きなとこ です。
 『坂本ですが?』よりシリアス感が増してるけど、その分あったかさも増してる感ある。
 悪はひとつに集中するし、安心しておもしろ表現楽しめるよね
 あの独特な表現がいいんだよねww

 佐野先生、ご冥福をお祈りします。


**

 following Osirisがんばって数行ずつwww読んでるんですよ
 ゼロより一歩ずつでもやりさえすれば進むんだからね。
 あれ分厚いからまともに読もうとすると無理になる感あって私読書できないのでww

 これのいいところは、
 いきなり「オシリスの起源は…」としないで、
 オシリス=来世思想と埋葬儀礼 と大きくくくって、その源から見て行ってるところ。

 そもそも「信仰」の始まりとは何か、とか興味があったんだけど
 ここから、って定義はそれぞれというか、定め方で変わりそうだし
 そういう意味でこの本でも、例えば「墓に埋める」ことがイコール死者への弔いだったか不明っていうか、穴を掘って捨てただけかもしれない。とか言い出すし(まあ状況によっては差が分からん)
 「来世思想」に焦点を当てると確かに、死者を丁寧に葬ったことが「来世への復活」の思想の現れであるとまでは断言できないので
 文字史料が出るまで難しい。という話になっちゃいますよねぶっちゃけ。

 例えば屈葬は、胎児の様子を再現しているため、同じ形にすることで再び胎児になる≒生まれ変わり思想の現れである。・・・と聞いたことがあったけど
 大きい穴掘るの大変だから小さい穴で、そこに入れるために脚曲げたのかもみたいに言われると何も言えんwww

 しかし、そうやって埋めた「顔の向きが全部同じ西向き」とかなら、何か意図を感じる、その背景の思想が何かありそうだな。とは思うわけで。
 ただそれが「(頭を南向きにしたうえで)顔を西に向ける」ことが大事だったのか、「(心臓を下にして)頭を南に向ける」ことが大事だったのかみたいなのもあるみたいだし、どっちにしてもどうしてなのか細かいとこまでは分からんわけですね。
 もやもやっとしますねはじめの方は。否定が多くて…。
 でも、そういうとこ決めつけると危ないよって言うのは本当そうですよね。 

 この、顔を西に向ける埋葬法は、ナカダ文化の広がりと同時に広がっていってるようなんですが
 「思想の統一」こそが文化を統一し国を作るのだ、というのは
 エジプトみたいないろいろ混ざってそうな国だと説得力ありますよね
 シヌヘで言う「ナイルの水を飲む者」…あっこれ前も言ったね!

 あとなんだっけ・・・

 そうそう、
 なんでもトップダウンじゃないんだよ!ていうことを強調されてました(オシリス信仰の始まりの話につながると思われます)が
 たとえば、先王朝時代後期の、供物用の別室と埋葬室の間の壁にスリット(長ぼそい縦穴)を作っていて、人は通れない(けどきっと霊は通れる)ようになっているやつとか、
 べつにすごく裕福な人の墓ではなかった、とのこと(そこはちょっと分からんけど)
 埋葬のしかたに統一思想がはっきり無ければ、いろんなアイデアが出てくるし、いいものは広がるんだろうなあという感じはしました。初期だからこそっていうか。

 その後の、供物リストを描いた石板みたいなの、第1?第2あたりから出てるってことでびっくりしましたが(思ったより早いなっていうか…もうこの時に同じ図が出来上がってるのかっていう)
 あれはメンフィス墓地のうち、上流階級向けの墓地サッカラではなく中流階級向けの墓地ヘルワンで見つかったんだよーってありました。
 でもそれも納得で、もともと大量の供物を実際に捧げ続けていたものを、継続して用意するのが難しいのって先に気づけるのって、やっぱちょっと下の人々じゃないですか。知恵を絞ったんでしょうね。んでリーズナブルだから広がった(王族だってずっと富が約束されてるわけじゃないし)てのは、すっごい想像できる。

 でもオシリスはよく分かんねえなあと思ってますww
 そもそもの出方が唐突なイメージなので…
 こんな神さまいたらいいな!みたいなアイデアで神さま生み出したりはしないよね…。

 て言っても、まだ知らないこといっぱいなんで、この本で何か知れるかも。

 まだここまでなのでオシリスのオの字もほぼ出てませんから、これから納得できるかもしれません。わくわくです。


 説明面白いんだけど図説とかしてくれないのでたびたびネットで調べなきゃいけないし、分からないまま読んでることもけっこうあって辛いww図が欲しかったなあww
 図を見るとむっちゃ納得できるんですよ。上の、壁のスリットのこととか。
 初期王朝時代にバーっぽいものが供物台の前に座る人とセットで描かれる、って言われて、えっ、これっぽいけど、「後ろを向いた鳥」なんてどこ? ・・・と思ったら、むしろアンテロープっぽいよねって後で書いてて、それならこれに間違いないわとか思ったりね。
 とりあえずいろんな説があるんだなってことを知れてとっても勉強になります…。頑張ってちょびちょび読みますね…。

 あとこれ系で「悪」に関して、アポピスに焦点を当てた本とか論文(主に起源の話)が読みたいです…。ありそうだけどなあ。
 悪という概念の移り変わりとか。アポピスもはじめ「悪」という抽象を表すよりも、「太陽を遮る」、つまり「日食」の原因という、もうちょっと具体性のある存在だったのではないかって思うんですよねCTみる限り。しらんけど。
 太陽神が正義になる過程で悪になったというか。んじゃないかな程度の推測。
 コフィンテキスト以前のアポピスがあるなら見たいんですわ―― 気になるわ――

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