>おうちさん
寄ってくださってありがとうございます、コメント嬉しいです!(←お返事というほどのものではないんですが!)エジ事ちょっとでも楽しんでいただけたら嬉しいです! うちも楽しいことをみつけられてよかったですよ~~! なかなか長続きしないんですが(汗)
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昨日のあの記事で
irt=k wrt iAbt【あなたの偉大な左の目】
ってあったけど、
あれだけで「ほら、ホルスの左目はこの時代(第5末)から=月だよね!」とはなかなか言い難い感じがして、
ちょっと次のテティ王のやつもざっと眺めてたんですよ。eyeという単語だけを探す感じで。
(日本語になってないとなかなか「読む」のも難しいっすね…ざっとまとめたいなあとよく思うんだけど大変そう>< そもそもフォークナーとアレンで訳違いすぎるし他の持ってないし><)
eyeっていう単語は、ウナスのやつもたくさんあるんだけど、
それが左右について書かれてそうなことがほとんどないの。
ウナスのやつは、昨日紹介したページで検索wしたら単語の抽出ができるので楽なんだけど、
まあ「ホルスの目を採れ」という呪文がむちゃくちゃ多くて、それは(再生のための)モノをたとえて言ってる感じだし。
で、テティのはどうかと思ったんだけど、
左右に言及してる「目」は全くなかったのね・・・。
ただウナスの時と同じく
目、と言っても
「ホルスの」目として
・「セトによって傷ついた」=今死んでる自分と同じ、みたいな表現と、
・「回復した、健全な」=これによって冥界で復活する自分、みたいな表現
「ラーの」目として
・ウワジェト女神と同一視→ウワジュ(若い、健康である)を語呂合わせで強調
・ハトホル女神と同一視→≒シリウスからナイルの増水にたとえて寿命が戻される話?
・ラアの舟、特に夜の舟と同一視→夜に「孕まれ」また朝に生まれる太陽と共に再生
という感じだった。下の、ラーとの結びつきはそれぞれ一度ずつしか。
(あとアトゥムの目の船という描写もあったけどラーに近いかも? 捧げもの(食物)の話っぽかった)
こうざっと見てると
右か左かはやっぱりたいした問題ではなかったのかも、この時代には…?
いやでもわざわざ書いてないだけの可能性もあって
後代(ホルスとセトの争い)では明らかに「左目」となってるんだけど
いつ「左」になったのかなあ?
つづけてペピⅠの読んでくね…飽きるところまでw
しかし
アレンの訳したPTで追ってってるけど
いろいろ、順番とかなるほどーと思うことがある一方
アレンは神様の名前を固有名詞ではなくてその意味のままで訳すことが頻繁にあって
たぶん理由があるんだろうけど(文法解説のやつは持ってない><)分からないで読むとむちゃ不思議だし違和感が><
たとえば
PT362(T184)で、4匹の蛇女神を、「イシス、ネフティス、ネイトと“喉を呼吸させるもの”」みたいな訳し方してて
それ素直にセルケトって言えばよくないですかみたいな><
・・・と思って調べたらセルケトでは済まない表記だったw
うーん
いやまあそういうコトもあるよね…確認大事だなあ。
ていうか「喉を呼吸させるもの」ってここにあるのかあ!
フォークナーの辞書で見るとsrKが「呼吸させる」でHtytが「喉」。セルケト、だけで「呼吸させる者(女)」の意味があるのね。ほほー。
あーだから他の例はね
Eyes-Forward(前に目がある者)とかたまに出てくるけどこれ(メ)ケンティ-イルティなんですよ。
訳せそうな神名は極力訳すって感じなのかなあ……。
あと今気づいたけど、ウプウアウトがpaths-parter(道を分けるもの)て訳されてる。でもこれ韻を踏んでるというかこだわり感じるよね…元の名前もそうっぽいし…好きかもと思ってきたぞ。
でもすごい難しいなと思うのは「ラー」で
太陽と訳すか、ラー神と訳すか…もしかして後ろに神の決定詞があるかないかで別てたりするかも…。
むっちゃ関係ないけど
前に目がある、ってまるでフクロウだな…。隼って話だけど…??